2015年8月アーカイブ

 8月6日(木)に、豊川保健所健康支援課並びに生活環境安全課の職員の方を講師としてお招きし、熱中症並びにノロウイルスへの対応について、職員全員で現職研修を行いました。

 まず、熱中症については、熱中症の起こる仕組みとその症状について学びました。熱中症は、その症状の程度により、Ⅰ度からⅢ度までの3段階に分類されます。比較的症状の軽い分類Ⅰ度では、風通しの良い涼しい場所に移動させ、衣服を緩め、生理食塩水を飲ませる等で対応できます。しかし、頭痛や吐き気、嘔吐等が症状として見られるようになる分類Ⅱ度では、基本として医療機関の受診が必要となります。さらに症状が重くなる分類Ⅲ度になると、死に至る危険性があるということで、すぐに救急車の出動を要請します。講師としてお招きした豊川保健所の方は、現在は誰でも熱中症になる可能性があることを念頭に置き、暑さを避ける工夫をしたり、こまめに水分補給をしたりすることが重要だと教えてくれました。また、水分補給をする際は、塩分やミネラルを加えるとより効果的だとも言われました。

 次に、ノロウイルスについては、ノロウイルスの特徴とその感染経路について学びました。特に、インフルエンザウイルスとの比較で、インフルエンザウイルスは室温で布や繊維に付着した場合、8~12時間程度で死滅するのに対し、ノロウイルスは2週間程度も生存し続けるというのは驚きでした。また、ノロウイルスの感染経路の出発点は便や吐物ですが、その吐物汚染実験で、約1mの高さから吐物が落下した場合、半径約2mまで飛散するということ、また、紙や布等できれいにふき取ったと思っても、実際には吐物は残っているという実例を見せてもらいました。実験で使用したのは蛍光塗料の入った擬似吐物でしたが、それが用意されたビニルシートの外まで飛び出していたり、ふき取られた後にブラックライトを当てると青白く光ったりするのを見ると、豊川保健所の方の言われるとおりだと納得せざるを得ませんでした。この実験の後は、吐物処理の実習になりました。使い捨て用のガウンに手袋、マスク、靴カバー、そして、2枚のゴミ袋とペーパータオル、次亜塩素酸ナトリウムの水溶液が用意され、物々しい雰囲気の中で実習が始まりました。実習では、「自分が感染しないこと」と「感染を拡大させないこと」を目標に、吐物の処理と回収、床の洗浄、使用したガウンや手袋等の回収を学びました。なお、それらを行う際には、細心の注意が必要であることもよく分かりました。

 熱中症での救急搬送もノロウイルスによる感染拡大も、幸いなことに、まだ本校では発生していません。しかし、豊川保健所の方が言われるように、それらには誰がかかってもおかしくないし、また、可能性は今後、より高まると考える方がよいと思います。そのため、本校では、このような研修を今後も積極的に行い、生徒達の安全確保に努めていきたいと思います。

 

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 【熱中症概要説明】                  【ノロウイルス概要説明】

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 【吐物処理実演】                    【吐物処理実習】

 8月2日(日)に、白谷海浜公園陸上競技場で第10回田原市陸上競技選手権大会並びに平成27年度田原市中学校陸上競技大会が行われました。

 大会当日は気温35℃を超える猛暑となり、選手達は他校選手と競う前に、この暑さに立ち向かわなければなりませんでした。また、本大会は小学校から高校・一般までを含む大きな大会であるため、競技は一日がかりとなりました。選手達はテントや木陰などを利用して上手に暑さをしのぎながら、粘り強く出場の機会を待ちました。

 陸上部のない本校は、それぞれの部活動の東三大会が終わらないと練習を始められないというハンディキャップを負っていました。それでも出場した種目の内、男子走高跳、女子800m走、女子1500m走で上位入賞をするなど、選手達は皆、健闘しました。

 暑い中、会場にて応援をいただいた保護者の皆様には、本当に感謝しております。ありがとうございました。

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 【男子共通100m走①】                 【男子共通100m走②】

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 【男子走幅跳①】                     【男子走幅跳②】

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 【女子走高跳】                      【男子走高跳】

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 【女子800m走】                    【女子1500m走】