あいにくの雨天となりましたが、夏休み中、大きな事故やけがもなく、生徒達は元気に登校してきました。
掃除の後、9時から始まった始業式では、まず、各学年の代表が意見発表を行いました。
1年生代表は、『だめもと』での挑戦の大切さをみんなに伝えました。「日本人は、空気が読めるがゆえに、みんなに迷惑がかかると考え、消極的になってしまう。それは、日本人のすばらしいところでもあるし、弱いところでもある。だから、『だめもと』で積極的な姿勢を見せるのも大事だと思う。ぼくは、野球部なので、守備のときに『だめもと』で全力でボールを追いかけ、チームに貢献したい。」と話をまとめました。
2年生代表は、クラスの仲間のすばらしさをみんなに伝えました。「友達が骨折したとき、周りのみんなが『大丈夫』と心配して声をかけてくれる。また、係でもないのに、ロッカーに配付物が残っていたら、誰かが気づいて配ってくれる。そんな小さな気遣いがとてもうれしい。だから、私は安心して学校に行ける。」と話をまとめました。
3年生代表は、3年生として『最高のフィナーレを迎えるため』に必要なことをみんなに伝えました。「私は3年生になり、行事に臨むときに心から団結して勝負し、勝ちたいという気持ちが強くなった。そして、体育大会では、がんばってよかったという達成感を味わえた。2学期にも、合唱祭や文化祭など大きな行事がある。そこで勝利して達成感を味わうためには、これだけやったから大丈夫と、自分達で勝利を信じられる練習をすることが必要だ。みんなでがんばって最高のフィナーレを迎えたい。」と話をまとめました。
この後、校長が式辞として、以下の三点について話をしました。
一点目は大阪府寝屋川市の事件を取り上げ、不当な事件により子どもをなくした親の悲しみがいかに大きいかを考え、「命の大切さ」を再確認してほしいということ。
二点目は、2学期を迎えるにあたってまず必要なのは「生活の立て直し」を図ること、また、そのためには2学期に何をがんばるのか、目標をはっきりさせることが必要だということ。
三点目は、今から92年前に関東大震災が起こったことから、9月1日は「防災の日」となっており、災害への備えを改めて心に刻んでほしいということ。
2学期は、最も長い学期であると同時に、「実りの秋、勉強の秋、スポーツの秋、読書の秋」と言われるように、一年間で学校生活の充実が最も図れる時期です。勉強や運動、そして、学校行事にと、生徒達の活躍を期待したいと思います。
【学年代表発表】 【校長式辞】