10月15日(木)、合唱祭開催に先立ち、赤羽根文化会館文化ホールに集まった全校生徒と保護者を前に、田原警察署生活安全課巡査部長の金子博祉さんが、生活安全に係るお話をされました。
金子さんは、まず、この8月に大阪府寝屋川市で発生した中学校1年男女殺害事件を取り上げました。そして、深夜に街をさまよい歩く子どもと、それを放置する保護者に対し、それがいかに無謀であり、危険であるかを話されました。そのうえで、保護者には「子どもとの会話をしっかりしてもらいたい。だれと、どこで、何をして遊んでいるかなど、常に気にかけてほしい。」と言われました。さらに、金子さんは保護者に「子どもの友達の名前が3人以上言えますか。」と問いかけ、子どもに何かあった時に、友達の名前を知っているのはとても重要だと話されました。また、生徒達には「自分が、どこで、何をしているかを保護者に伝えてほしい。中学生として、保護者に心配をかけないようにするために、どうしたら良いかを考えてもらいたい。」と語りかけました。
次に、金子さんは身の回りに潜む危険の中からインターネットの恐ろしさを取り上げました。金子さんは、インターネットに対して「急速に普及し、スマートフォンやタブレットなどで子ども達も簡単に使えるようになった。でも、身近になったことで、気づかないうちに危ない世界に引き込まれる恐れも出てきた。」と説明しました。そして、保護者には「子どもに嫌われるかもしれないが、インターネットで何をしているかのぞいてほしい。また、フィルタリングを付けるのも危険防止をするうえで有効である。」と話されました。
最後に、金子さんは保護者に対して「子ども達が安心して、安全に暮らせるよう見守っていただきたい。もちろん、田原警察署もそのための努力は惜しまない。」と言って、話しをまとめられました。
子ども達の安心、安全は、保護者はもちろん、学校、地域にいるすべての人々の願いです。今後も学校では、保護者や地域、そして、田原警察署など関係諸機関と連携して、その確保に努めていきます。
【田原警察署生活安全課 金子さんのお話】