6月22日(水)の5時間目、元岡崎市の小学校長で、現在は幸田あけぼの第一幼稚園長の松井伸市先生を講師としてお招きし、1年B組で担任の大場教諭が道徳の研究授業を行いました。
この日使われた資料は、明るい人生1年生に載っている「つばさは心につけて」でした。その内容は、太めの体型を気にして自分に自信がもてず、だれかと比べては落ち込んでいた「わたし」が、文芸クラブの代表になったことで自分に自信をもてるようになり、ありのままの自分を受け入れられるようになったというものでした。生徒たちは、主人公である「わたし」のこの変化を軸に、「ありのままの自分を受け入れられるようになった理由」や「友だちが同じようなことで悩んでいたら、どんな言葉をかけるか」について自分の意見をまとめ、発表していきました。
授業の後、発問や板書などについての研究協議を行い、それから、松井先生のご指導を受けました。松井先生は、板書された教師や生徒の言葉を指さしながら、「ここは資料の読み取りだから、さらりと通って構わない。」、「ここは子どもたちの考えが出てくるところだから、じっくりと掘り下げたい。」などと、授業場面に即した指導の仕方について、ていねいに教えてくださいました。さらに、道徳の授業において資料を使う意義や、学校教育における道徳の位置づけについても教えてくださいました。
本年度、本校は県教委の指定を受け、道徳の授業改善に取り組みます。道徳の授業は、小学校、中学校に限らず、すべての担任が行わなければなりません。よって、その授業力の向上は、学級担任となる者にとって必須となります。今後も、松井先生をはじめとする外部講師の先生方の指導を受けながら、学校全体として道徳の授業力を磨いていきたいと思います。
【 授業の様子① 】 【 授業の様子② 】
【 松井先生によるご指導① 】 【 松井先生によるご指導②】