10月14日(金)、田原文化会館多目的ホールを会場として、第56回田原市中学校英語スピーチコンテストが行われました。市内6中学校から選ばれた12名の生徒が暗唱の部とスピーチの部に分かれ、その英語力を競いました。
本校も、暗唱の部とスピーチの部に、それぞれ3年生が1名参加しました。
暗唱の部に出場した生徒の表題は、「The Green Door(緑のドア)」でした。この物語は、「The Green Door」と書かれた不思議なカードを受け取った主人公のルドルフが、運命に導かれるようにそのドアを探し出し、病気で困っていた美しい女性を助けるというものでした。この物語は長文で、暗唱するには苦労も多かったと思います。でも、生徒は、最後まできれいな発音で暗唱し、とてもりっぱでした。
スピーチの部に出場した生徒の表題は、「The Power to Influence the Community(地域を動かす力)」でした。この作品は、バリ島に住む10歳と12歳だったワイゼン姉妹が始めたプラスチック袋の廃止運動を知り、自分もほかの人や地域社会のために何かしたいと考えた。高校野球を見に行った時、そのチームワークに感動した。自分も未来を担う者として、野球をやることでそのような感動をほかの人に伝えられる人になりたいという内容でした。生徒は、自分が部活動で取り組んできた熱い思いを英語で堂々と伝えました。
指導講評で、審査員の先生が、「英語は自分の思いや考えを伝える一つの道具です。」と言いましたが、生徒達の暗唱やスピーチを聴き、まさにその通りだと思いました。外国の人と接する機会が増えた現在において、英語が話せるというのは、それらの人々と意思疎通を図る上で大きな力となります。この2人の暗唱とスピーチは、文化祭の午後の部でも発表されます。この2人の発表を聴き、「英語を話せるってすばらしいな。自分もがんばって勉強しよう。」と考える生徒が多く出てくれることを期待したいと思います。
【暗唱の部に出場した生徒】 【スピーチの部に出場した生徒】