3月3日(金)、多くのご来賓、保護者の皆様のご臨席のもと、第70回卒業証書授与式が盛大に行われました。前日までの雨も上がり、当日は風が少し強かったものの、好天のもとでの式となりました。
本校の卒業証書授与式は、生徒一人一人への卒業証書の授与、校長式辞、教育委員会告示、在校生総代送辞から卒業生総代答辞へと続くオーソドックスな形をとっています。そのため、式はとても厳かな雰囲気に包まれており、義務教育を終える儀式としてふさわしいものになっていると思っています。
卒業証書授与の後、校長は式辞で、卒業生が47名という人数の少なさにもかかわらず、学校行事や部活動で下級生の手本として存在感を示し続けたことを取り上げて称えました。特に、部活動の夏の大会で東海大会まで駒を進めた男子バレー部については、本校だけでなく、小さな学校でもやればできるという勇気を市内の他の学校にも与えたと伝えました。そして、南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領の「生きるうえで最も偉大な栄光は、決して転ばないことではない。転ぶたびに起き上がることにある。」という言葉を引用し、失敗や挫折を恐れず、転ぶたびに自分を奮い立たせてがんばり続けられるような人になってもらいたいと告げて、式辞をまとめました。
在校生総代は、送辞で「どんなに苦しい状況でも仲間を信じ合い、最後まであきらめない先輩達の姿が強く目に焼き付いている。先輩達は、私達のあこがれだった。」と話しました。また、卒業生総代は、答辞で「僕の周りに『打たせればいい。守ってやるから。』と言ってくれるチームメイトがいることをうれしく思った。友達は、本当に宝物だった。また、僕達が中学校生活を楽しむことができたのは、先生や地域の皆様、家族のおかげと感謝の言葉を伝えたい。」と述べました。
この後、卒業の歌として「仰げば尊し」、送別の歌として「そのままの君で」、そして、校歌が歌われ、体育館に生徒達のきれいな歌声が響きました。さらに、閉式後、卒業生が記念合唱として「あなたへ ~旅立ちに寄せるメッセージ~」を歌いました。卒業生は、10月に行われた合唱祭で、2つのクラスが最優秀賞を争った実力の持ち主だけに、その歌声は本当にすばらしく、聴き応えのあるものでした。
すばらしい足跡を残してくれた卒業生に感謝し、一人一人のさらなる活躍を期待したいと思います。
【卒業生入場】 【卒業証書授与】
【校長式辞】 【教育委員会告示】
【在校生総代送辞】 【卒業生総代答辞】
【卒業生記念合唱】 【卒業生退場】