エンカウンターは前回の「エンカウンター週間」の記事でも紹介しましたように、正式には構成的グループエンカウンターと言います。20年ほど前アメリカで考案された「非構成的エンカウンター」を、日本の心理学者が、学校教育でその手法を生かせるようにしたものが「構成的グループエンカウンター」であります。ねらいは次の通りです。
①自己開示をする:自分の心をみんなに開いて、よく知ってもらう。→エクササイス・シェアリング
②信頼感のあるグループ(何でも言い合え、お互いに頼みあえ、助け合える仲間)をつくる。→エクササイズ・シェアリング
③自己理解→他者理解→自己受容→自己主張自己主張→信頼体験→感受性の促進、集団の中で一人一人の自己肯定感や有用感、他者との関わり方などをお互いに高めていく。
イメージとしては、キャンプファイヤーなどでやる、「お互いに知り合い、楽しむレクなど」をしていき、キャンプの共同作業をしていく場面の、あのイメージです。
学校全体で取り組むことにより、より効果的に集団と個のかかわりの力をアップし、自己肯定感も一人一人にもってもらえる集団への成長をはかろうとしているのです。
今度の強調週間でもそれぞれの楽しい取り組みの中で、集団と個の成長が話題に上がっています。
写真は3年生が取り組んだ朝の会を利用した「エンカウンター」の取り組みです。