3月10日(水)
現校歌を作曲していただいた内藤香代子さんをお招きして、校歌によせる思いや当時の思い出を聞く会が開かれました。
内藤さんが通っていた当時の清田小学校は、木造の平屋建て校舎。教室の壁は薄く、4時間目になると給食のいいにおいがプンプンで、授業どころではなかったそうです。それは、鉄筋校舎になった今でも変わらず・・・でしょうか?
また、家で育てた野菜を持ちよって給食を作ってもらう日が月に1回あったこと、1クラス50人以上もいたことなどを教えてくれ、子どもたちは驚いていました。
(今は、5・6年生を合わせても47人です。)
内藤さんが1年生の頃、清田小学校には校歌がありませんでした。そこで、当時の教頭「芳山千三先生」が作詞・作曲しました。そうしてできた校歌が「もんのさくら」(旧校歌)です。
その後、芳山先生は転任しましたが、十数年後に校長として清田小学校に戻ってきました。
そして、定年を控え、「もっといい校歌を作りたい」と、作詞しました。その時、高校で音楽の教師をしていた内藤さんに連絡がきて、作曲することになったそうです。
内藤さんは、詩を何回も何回も読みました。
「楠のみどりの輝きに」という詩。楠の木の葉一枚一枚に光が当たって輝いている様子が目に浮かび、子どもたち一人一人の顔と重なったそうです。
この詩には、これからつらいことがあっても一つ一つ乗り越えていってほしいという芳山先生の思い、おうちの人の思い、校区の方々の思いが込められています。
これから楽しいことばかりじゃない。つらいことや苦しいこともある。校歌は、そんな自分に「頑張れ!」「負けるな!」と応援してくれる歌だと話してくれました。
まさに『人生の応援歌』、大切にしていきたいですね!