2014年10月アーカイブ
今週1週間、1年生は福祉交流学習を行いました。毎日一クラスずつ、田原市内にある15箇所の福祉施設に分かれて、体の不自由な方や高齢者の方とのふれあいを通して、福祉についての理解を深めました。最初は緊張気味だった生徒たちも、職員の方の動きを見たり、アドバイスを受けたりしながら少しずつ利用者の方に声をかけられるようになってきました。体験後、生徒たちはお世話になった施設の方々に一人一人お礼の手紙を書いていますが、次のような感想を書いている生徒もいました。「福祉交流学習で教えていただいたのは、人へのあいさつや人に言う言葉です。小さなことですが私は大事なことだと思います。ご飯を渡すときに言う言葉やあいさつすべてが大切なことだと思います。おかげで私は、人への思いやりの仕方、人への気づかいなど、いろいろわかったことをこれから心がけようと思います。
」
10月23日(木)、研究発表会を行いました。本校は、平成24年度に田原市教育委員会から研究委嘱を受け、「自ら考え、ともに学ぶ生徒の育成」をテーマに2年半の研究実践に取り組んできました。今日はその成果の一端を、2時間の公開授業と全体会での概要説明で、田原市内外の先生方にお示しすることができました。公開授業の初め頃は、参観される多くの先生方に囲まれ、やや緊張気味だった生徒たちも次第に授業に集中し、かかわり合う活動を通して考えを広げたり深めたりする姿が見られるようになってきました。授業者の先生方は、今日の授業のために夏休みから準備を進めてきましたが、今回の発表会を機にさらに授業力を高めることができたと思います。発表会は終わりますが、今後も「自ら考え、ともに学ぶ生徒の育成」に取り組んでいきたいと思います。
10月17日(金)第6時限、3年生は社会科の時間を使って「田原の未来を語ろう会」を行いました。田原市役所政策推進課の方6名をスペシャルアドバイザーとしてお迎えし、商業、工業、観光の三つの分野に分かれて、田原市を発展させるためのプランを発表し合いました。
アドバイザーの方からは、田原市がすでに行っている政策やこれから行おうとする政策について説明していただきました。また、生徒が考えたプランについても、その実現化に向けてわかりやすくアドバイスをしていただきました。今回の「田原の未来を語ろう会」での交流を生かし、10月23日(木)には、研究発表会の授業で今回のプランをさらにクラスで練り合っていきます。
10月7日(火)午後、1年生は福祉講演会を行いました。講師に「蔵王の杜」施設長の鈴木幾雄さんと介護支援課長の仲井朗さんをお迎えし、福祉についてのお話を伺いました。1年生は総合的な学習の時間を使って福祉の学習を行っており、10月下旬には市内の福祉施設に交流学習に行く予定になっています。そこで事前に福祉についての理解を深め、交流学習をより有意義なものにするために今日の講演会を計画しました。「福祉とは」とのお話の中で、「ふくし」の3文字を使いながら説明されましたが、生徒たちは特に「ふ」の「普通に暮らせる幸せ」という言葉が印象に残ったようです。「福祉とは、障がいのある方でも、みんなの手助けがあれば、みんなと同じように普通に暮らせる幸せを手に入れることができること」。10月の福祉交流学習に向け、大切なことを学ぶことができました。