2016年6月アーカイブ
3年生は、総合的な学習の時間「私たちの街の防災」の学習で、先週の月曜日から、田原市消防署の方を講師にお招きし、クラス毎に救急救命・AED講習を受けてきました。6月29日(水)は最終日で、3年C組の生徒たちが受講しました。万が一、災害や事故にあって人が倒れていたときの対処の仕方や、AEDの使い方を学ぶことができました。受講後の生徒の感想には、「救急車を呼んで、救急隊に引き継ぐまでの約8分間、自分と周りの人と協力し、自分にできることを素早く行うことが大切だと思いました。」、「AEDを使うことは難しいと思っていたけれど、機械が電気ショックの必要性を解析してくれたり、音声で指示を出してくれたりすることがわかったので、もしものときは勇気をもって救急救命できるといいなと思いました。」などと書かれていました。先週実施した防災講話と今回の講習で、自分の命が守れたら、今度は周りの人の命を守っていこうという意識を高めることができました。
6月21日(火)、3年生は田原市防災課の渡辺さんから、防災講話を受けました。田原市が行っている具体的な防災対策や、備えておくといいものなどを教えていただきました。生徒の感想には「まず家族と話すことが大切だと思ったので、帰ったら避難場所や連絡方法を確認しようと思いました。」とか、「自分の命が助かっても、地域の人がまだ助かってなければ、周りの人と協力して助けようと思います。」と書かれていました。想定される被害や具体的な防災対策を開き、改めて防災への意識が高まった学習となりました。
一方、1年生は田原警察署生活安全課の金子博祉さんをお迎えし、「情報モラル・薬物乱用防止教室」を実施しました。小学校時代に金子さんのお話を聞いた生徒もいましたが、情報機器の正しい使い方や薬物の危険性を改めて学ぶことができたようです。以下は生徒の感想の抜粋です。
・LINEを始めた最初は楽しかったけど、最近は私の入っていないグループで私の悪口を言われているんじゃないかと心配になったり、相手の顔を見ていないので相手がどんな気持ちかわからないのですごく怖いと思いました。
・インターネットでつながっているものは、いつどこで誰に見られているのかわからず、私の大事な情報までも流れ出てしまうかも知れないので、インターネットは怖いんだなと思いました。
・今日、金子さんの話を聞いて、お父さんが前に「たばこはやめられない。」と言っていたのを思い出しました。一度やってしまうと抜け出せない身近なものだなあと思いました。
・「清原さんのような大きい人でも心が弱い。」と言っていました。たばこだけでなくお酒や薬物に注意して、そんなものに頼らなくても生きていける強い心になりたいと思いました。
"紫陽花や人にやさしき昨日けふ"(片山由美子(俳人))
今年も紫陽花の季節になりました。職員玄関横の紫陽花が雨に打たれ、鮮やかな色を見せてくれています。 紫陽花を見ると何となく穏やかな心持ちになれますね。
6月9日(木)午後、田原市内の小中学校で一斉に授業研究会が行われました。本校では2年A組が理科の授業研究を行いました(他のクラスの生徒たちは給食後下校し、家庭学習を行いました)。田原市内の理科の先生方が30名ほど来校され、授業を参観されました。生徒たちは緊張した様子も見せず、和やかな雰囲気の中で授業に取り組んでいました。やや緊張気味の先生が、天秤にぶら下げたスチールウールや炭をガスバーナーで燃焼させる時は、真剣な表情で演示実験を見つめていました。その後、原子モデルを使って燃焼のしくみを考え合いました。授業後、生徒に感想を聞いてみると、「今まででいちばん真剣にできました。」と満足そうに答えてくれました。